義務教育終了と高校進学

長男のおかげ
前回の記事の続きです。
卒業を間近に控えた我が家の次男。
現在のところ高校への進学は考えておりません。
にもかかわらず、私は焦りを感じてはいません。
なぜか?
それは長男のおかげだと思っています。
現在長男は定時制高校4年生。
そんな長男も、中3の今頃は高校進学へは否定的でした。
しかし、土壇場になって、高校進学を希望し、現在に至ります。
ただ、私が安穏としているのは、次男も同じようになると思っているから、というわけではありません。
生き方の多様性
長男が高校へ進学し、ほどなくして長男が中学時代とは明らかに変わっていったのがわかりました。
表情も明るくなり、活発に行動するようになっていきました。
中学生の頃の悶々としている様子から180度変わったような気がしました。
そんな風に長男が変われたのは、この高校のおかげ。
そう感じて、恩返しの思いでPTAの役員に参加させていただくようになりました。
そのPTA活動を通じて、多くの保護者の方や先生方と顔を合わせ、言葉を交わすことが多くなりました。
そこで感じたことは、生徒たちの多様性。
定時制ということもあり、同じ学年であっても、いろんな年齢、いろんなタイプの子が一つの教室で学んでいるということを知りました。
長男は中学卒業と同時に、この高校に入学しましたが、中学卒業後、1.2年ブランクを経て入学した子や、いったん社会に出て、そのまま働きながら入学する子もいました。
また逆に、バイトなど、仕事の方に没頭して卒業せずに学校を去る子供たちもいらっしゃいました。
PTAの活動を通して、こういった様々な生き方をする子供たちを見て、人にはそれぞれいろんな生き方があるのだと言う事を深く感じました。
『中学卒業と高校進学はセットのようなもの。』
それが多数派であることは間違いないと思います。
しかし、それ以外、道がないわけではありません。
それを肌で感じることが出来たからこそ、我が子たちにのことについても『大丈夫』そう思えるのだと思います。
選択する力
もう一つ、自分が悲観的に子供たちを見ていない理由があります。
ちょっと大げさな言い方かもしれませんが、『不登校』という生き方を選んだ子というのは、自分にとって、
『今、幸せに生きられる生き方は何か?』
を選択できる子なんだと思います。
学校になじめない、学校に行くことが苦痛に感じる、学校が合わない、まあ理由は一人一人あるかと思いますが、学校に行くことよりも、行かないことの方が自分の今にとって必要な選択だと感じ、行動しているのだと思います。
ただ、それは不登校の子に限ったことではないのかもしれません。
普通に学校に通える子たちは、学校に通うことが、彼彼女たちにとって幸せな選択だということ。
う~ん、うまくまとめられなくて申し訳ないんですが、子供たちって、自分が幸せになる生き方を自分で選択する力がもともと備わってるんじゃないかなって思います。
もちろん、幼く、大人をうまく説得するだけの語学力がないため、誤解されることもあるのかもしれませんが、その子が選択した生き方というのが、その子にとって幸せになるための選択なんだと思います。
人それぞれ幸せt感じる形は違うもの。
だから、その時その時の人生の選択も違って当然。
そんな風に考えることが出来れば、他人と比較して、心をかき乱されるようなことはなくなるのではないでしょうか?
そして、自分自身が幸せになる生き方を選択する能力、それは子供のみならず、私たち大人にも備わっているのではないでしょうか?
子供たちが『学校に行きたくない!!』そう言った時、否定することより、肯定することが、私にとっては幸せな選択だった。
そう感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>